フローティング シール ヘビーデューティ油圧トラベル モーター シール グループ ショベル トラック ローダー フローティング デュオ コーン シール

1) フローティングオイルシールを取り付ける前に、ジャーナルの表面が荒れていないか、傷、特に軸方向に長い傷がないかを確認する必要があります。ジャーナル表面が粗すぎると、オイルシールを損傷したり、リップの 1:3 摩耗が促進され、シール性能が損なわれやすくなります。不適切な分解・組立によりジャーナル表面に大きな鈍的衝撃傷が発生すると、オイルシールのリップとジャーナル表面との嵌合が緩くなり、オイル漏れが発生することがあります。上記２つの場合、傷部を研磨した後、指定されたジャーナルサイズに合わせて再度旋盤を回すか、新しいシャフトに交換することができます。ジャーナルに金属バリやシャフトヘッドのフライングエッジしかない場合は、オイルシールを取り付けるときにオイルシールリップの損傷を防ぐために、ヤスリを使用してトリミングして滑らかにすることができます。

(2) フローティングオイルシールのリップに破損、損傷、腐食がないか確認してください。このような現象が発生した場合には、オイルシールを新品に交換してください。

(3) フローティングオイルシール付きスケルトンオイルシールを取り付ける場合は、オイルシールのリップの伸び変形や削れによる損傷を防ぐため、専用の取り付け工具を使用してください。そのような工具がない場合は、次の方法を使用して取り付けます。まず、透明な硬質プラスチックフィルム（一般にセロファンとして知られています）の層をジャーナルとシャフトヘッドに巻き、表面に少量の油を塗り、オイルシールをプラスチックフィルムに包まれたシャフトヘッドに押し込み、オイルシールをジャーナルに均等に押し込み、ゆっくりと押し込み、プラスチックフィルムを引き抜きます。注：リップの取り付け方向を間違えないでください。オイル貯蔵庫の内側、商標や仕様書のある側を外側に向けて取り付けてください。リップ1:3は一方向シールしかできないため、オイルシールが逆さまになると必ずオイル漏れが発生し、シール効果が弱くなったり故障したりすることがあります。オイルシールを傾けたり、ハンマーなどでオイルシール表面を叩いたりすると、オイルシールが傷つきやすくなりますので避けてください。

(4) フローティングオイルシールの取付け作業においては、オイルシール（特にリップ部）および軸首部の位置を清浄に保つとともに、オイルシール自締バネがバネ溝からはみ出さないように注意してください。自動締め付けバネを緩めると弾性力が弱まり、両端は引き続き使用できます。